2012年10月13日(
土) 14:00〜16:00
演 題
林 浩司 先生「高脂血症(脂質異常症)の薬の話」
林 恒美 先生「脳梗塞と薬について」
第26回 健康教室2012 in サニーウイング関屋が、行われました。
今回は、林 浩司 先生が先にお話しされました。
前回の健康教室では「高脂血症の話」でしたので、今回はそのお薬についての「高脂血症(脂質異常症)の薬の話」です。
脂質異常症とは血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪など)が多すぎる病気のことですが、
自覚症状が無いので、気がつかなかったり、治療に前向きにならない方が多いのです。
しかし、コレステロールが高いと動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞の危険が高まるので、
本人には痛くもかゆくもないですが、危険な病気なのです。
食事療法と運動療法による生活習慣の改善で効果が得られなかった場合、薬物療法を始めますが、
根本的に治すのはかなり難しく、高血圧や糖尿病のようにちょっと節制しながら長く付き合って
いかなくてはならない病気です。
みなさん、健康診断は定期的に行い、治療は早めに行いましょう!
続いて、林 恒美 先生からは「脳梗塞と薬について」 のお話しです。
恒美先生は、最近草花に凝っていて、健康教室では毎回スライドの表紙に入れて
季節の草花を紹介してくれます。
私達職員の間では、それが1つの楽しみになっています。
今回は「ねこじゃらし」です。
脳卒中は、脳が「にわかに(卒)あたる(中)」ことを意味しています。
発症は1分30秒に1人の割合で発症しています。
病型別にみると、脳梗塞は2分20秒に1人。脳出血は6分に1人。
くも膜下出血は14分に1人の割合で発症しているそうです。
あたり直し(再発)も多く、一般の人から比べて発症したことのある人は、2.8倍も脳卒中を
起こしやすいそうです。要介護度も初回よりも増します。
発症から時間が短ければ短いほど脳に負担をかけずに治療できますので、
脳卒中を疑ったら直ちに救急車で受診してください!
質問コーナーでは、「普通に生活はできていますが、左半身全体にしびれがあるので心配です」
と言う方がおられました。
詳しくお話しをお聞きして、考えられる2つの原因を挙げ、MRIや神経の検査などをお勧めしました。
最近涼しくなってからは、急に熱が出る風邪や、長引く咳でお困りの方が多いそうです。
もう少し寒くなると胃腸の風邪も多くなります。
みなさん、外出から帰ったら手洗いとうがいを忘れずに行いましょう!
最後に、健康体操と頭の体操です。
今回も“北国の春体操”と、“里の秋体操”を行った後、パネルに書かれた文字を組み合わせて
動物の名前を挙げてもらうゲームをしました。
しかし・・・リンゴや、タンスという方も・・・(^_^;)
組み合わせるのは動物ですって・・・頭の体操で、楽しいひとときを過ごしました。