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イベント報告
第26回 ウイング関屋デイサービスセンター 交流会(からくり人形)
2012年12月15日()14:30〜16:00

第26回 ウイング関屋デイサービスセンター 交流会は、「からくり人形」の実演を
越後大郷からくり館の館長 日根 之和さんにお願いしました。
日根さんは、昨年の10月にも1度お越しくださいました。

こちらのお人形は「茶運び人形」です。
茶碗を乗せると動き始め、茶碗を取ると止まり、お客様の前でUターンして止まるという
お人形です。
小林 一茶(こばやし いっさ)と、井原 西鶴(いはら さいかく)が、この「茶運び人形」人形を
見て驚き、俳句を残しています。
「人形に茶を運ばせて門涼み(小林 一茶 作)」「茶を運ぶ人形の車はたらきて(井原 西鶴 作)」
みなさんはどちらの俳句がお好きですか?
「茶を運ぶ人形の車はたらきて」は、若い方に人気でした。四葉
私は・・・「人形に茶を運ばせて門涼み」こちらが好きでした(^_^;)


こちらのお人形は「猩猩(しょうじょう)」というお人形です。
猩猩とは、猿に似ていて、人の言葉を解し、お酒が大好物な中国の想像上の動物だそうです。
酒を飲むと、白い顔が・・・・


赤くなりました〜。
写真だとちょっとわかりにくいかもしれませんが、酒を飲んで顔を上げてみると、
顔が赤くなっています。お酒


仕掛けは・・・このように顔がまわるようになっています。
よくできていますね。
仕掛けがわからないように操作するのもまた難しいのでしょうね。。。


次の人形は「文字書き(もじかき)人形」です。
「春」の文字を書いてくれました。なかなかの達筆です!!


こちらは「弓射り(ゆみいり)童子(どうじ)」です。
弓を取ってゆみをつがえ、弓を射る。
からくり儀右衛門作の弓射り童子の複製だそうです。


仕掛けは・・・かわいらしいカッパが下でせっせと働いていました女性


こちらは「段返り ( だんがえり ) 人形」です。
人形内部の首から胴にかけて、砂時計のような形をした空洞があり、そこに水銀を
仕込み、上にある水銀が下の方へ少しずつ移動することで、重心の移動が起きる
ようにできているそうです。
よく研究されていますね 汗


みごとに回転して降りていきます 女性


全部で6作品披露してくださいました。
新作も準備中とのこと。次回が楽しみですね。
みんながビックリするような仕掛けのからくり人形、これからも作り続けてください。
日根さん、素晴らしい作品を見せていただいて、ありがとうございました。

休憩をはさんで最後、頭の体操をして終わりとしました。